第10回島根県眼科臨床研究会

2019年8月25日に第10回島根県眼科臨床研究会がニューウェルシティ出雲で開催されました。
東京女子医科大学より、中村かおる先生と北野滋彦教授をお招きし、島根県内から多くの先生にご参加いただきました。
中村先生からは「色覚検査と対応の実際」と題し、先天色覚異常の検査の要点と解釈、指導と配慮の実際について解説いただきました。 色覚異常の患者さんの診察経験がなかった私にも非常に分かりやすく、実際に先天色覚異常と診断がついた場合、 それをどのように本人や家族へお伝えしたらよいのかというムンテラの仕方まで教えていただき非常に勉強になりました。 北野先生からは「糖尿病黄斑浮腫アップデート」と題し、より良い視力保持のための糖尿病黄斑浮腫の治療戦略について解説していただきました。 普段診察することの多い疾患であり、また治療法について悩むことも多い疾患です。黄斑症のタイプ、症例ごとの適切な治療法などの話に加え、 糖尿病網膜症の治療は、当たり前のようではありますが糖尿病の治療がきちんとされてこそ意味があり、 全身状態を確認しながら内科と連携を取りながら行うことが重要であることを教えていただきました。 大学病院では他科との敷居が高くなりがちですが、今後は内科の先生とできるだけ連携を取り、より良い治療を提供できるよう努力していこうと思いました。 ご講演いただき、本当にありがとうございました。

真鍋 薫


北野滋彦 先生

中村かおる 先生

情報交換会
 

 

 

 

 

     
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