第36回島根県緑内障研究会

2019年10月13日に第36回島根県緑内障研究会がツインリーブスホテル出雲で開催されました。 県内からたくさんの先生方にもお集まりいただき、ディスカッションも活発に繰り広げられました。
一般講演は6演題あり、そのうち5演題がマイクロフックトラベクロトミーの内容でした。マイクロフックトラベクロトミーの中期成績、 術後出血の多かった症例報告、白内障同時手術でのトーリックレンズの効果、隅角組織の検討など、バラエティに富んだ発表でした。 2015年から始まった手術ですが、いまや多くの施設で行われており、まずは最初に行う緑内障手術として選択されることが多くなりました。
特別講演では、北里大学教授 庄司信行先生にご講演いただく予定でしたが、台風の影響がありお越しいただけなくなったため、 谷戸先生に落屑緑内障について講演いただきました。山陰では特に多くみられる落屑緑内障ですが、 他の緑内障と比べても眼圧コントロール不良となりやすく、治療に苦慮することがしばしばあります。 谷戸先生の講演を島根県内で聞く機会はなかなか無いため、貴重な経験となりました。改めて学ぶことも多く、 学外の先生方からも大変好評であったようです。
今回の研究会を通し、県内での緑内障治療がさらにより良いものとなり、少しでも多くの患者様が救われることを期待します。

真鍋薫


 
 
 
      
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