山陰眼科疾患フォーラムin松江

2019年11月23日に山陰眼科疾患フォーラムが松江市のホテル一畑で開催されました。
大阪大学より高静花先生、NTT東日本札幌病院より片井麻貴先生をお招きし、ご講演いただきました。
高先生からは「ドライアイupdate:神在月に神頼み」と題し、ドライアイの定義・診断基準といった基本的なところから始まり、 TFOD/TFOTに基づく治療方法について教えていただきました。ドライアイ患者さんを診療する機会は多いものの、 タイプに分けた正しい診療の仕方を学ぶ機会は今まであまりなかったため大変勉強になりました。
片井先生からは「緑内障次の一手をどうしましょうか」と題し、緑内障の点眼とSLTについて解説いただきました。 合剤を有効に使うこと、副作用に留意して点眼を選択すること、また治療の初期段階でSLTも治療の選択肢として考えてみること、 といった緑内障の初期治療におけるポイントを教えていただきました。高齢者が多く点眼アドヒアランスが低下しがちな島根県において、 いかに点眼を多剤にならないようにするかは非常に重要な課題であり、今後の緑内障診療に非常に有用なお話を聞くことができました。
また、私個人としては講演会前日の夜ご一緒させていただき、最前線で活躍される御高名な女性の先生方とお話できたことが何より嬉しかったです。 本当に貴重な時間を過ごすことができました。
高先生、片井先生お越しいただき、本当にありがとうございました。

真鍋薫


大阪大学 高静花先生

NTT東日本札幌病院 片井麻貴先生



     
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