第124回日本眼科学会総会に参加して

4月27日から開催された第124回日本眼科学会総会に参加しました。と言っても、本年は新型コロナウィルスの影響で東京での開催は中止となり、 代わりにWeb上での開催でした。いつもは演題登録をするとすぐにホテルと航空券を予約し、事前登録を済ませるのですが、 今回は何故かホテルの予約を済ませただけでした(これも後にサクッとキャンセル)。決して東京に行きたくなかったわけではありません、いわゆる虫の知らせだと思います。
それはさておき、実際に参加(閲覧?)してみて感じたことは以下の通りです。
まず、良かったのは、
1. 東京まで移動の必要がないため、旅費が不要、移動に時間を取られない
2. 都合の良い時間に参加できる
3. 時間制限がないのでゆっくりとスライドを閲覧できる
4. 興味のある演題を何度も見る事ができる
という事です。特に、私はゆっくりスライドを閲覧できたのがよかったです。今までの講演形式ですと、参考文献などはメモしている最中にスライドが次に替わってしまって 「あ~、まだなのに…(泣)」となる事が度々ありましたが、今回はその心配がありませんでした。コーヒー片手にのんびりとメモをしたり、 そのまま別ブラウザを開いて当該の参考論文を見ながらまたスライドを見たりと自分のペースで閲覧できました。
困った点は、
1. 質問ができない
2. アップロードされていない演題が思っていた以上に多かった
というところでしょうか。急遽Web開催となったのでアップロードをされなかった先生もいらっしゃったのかと思います。
Web開催ですとお忙しい開業医の先生や移動に時間がかかる地域からも参加しやすいですし、実は来年以降もこの形式でいいのでは?と思ったりもしますが、 そうするとホテル業界や鉄道・航空会社にお金が落ちなくて経済が回らなくなるし、でもやっぱりこの形式は楽だし…などと色々考えてみるのですが、 とりあえず今は早く新型コロナが終息することを祈るばかりです。

海津幸子


     
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