ASP2020 Biennial Virtual Meeting に参加して

7月28日から30日の三日間、The American Society for Photobiology (ASP) 2020 Biennial Virtual Meeting が開催されました。
本来は6月末にシカゴで予定されていたASPの学会に参加予定でしたが、新型コロナウィルス流行のため一年延期となり、 準備は来年でいいんだ(いや、もう準備しなくてもいいんじゃ?)…と油断していたところ、いきなりWebでシンポジウム形式のMeetingを開催するので発表して下さいと連絡が来て、 言葉では言い表せないくらい慌てました。何故なら、英語での発表だったからです。シンポジウムで話すのも初めてなのに、英語…。大慌てで準備をしました。 唯一救いだったのは、当日はリアルタイムの参加ではなく、予め録画したものを事務局に送って再生してもらえた事でしょうか。それでも20分弱の発表の録画に5時間かかりました。
当日は大学の実験室の片隅にあるパソコンからMeetingに参加したのですが、ここで一つ問題が。遠いアメリカまで長時間飛行機に乗らなくてもいいし、 自分のパソコンの前でのんびりコーヒー飲みながら聴けるし、とても便利なのですが、時差だけがどうにもなりません。午前1時スタートです(現地は11時)。 おそらくこの時差を考慮して録画発表がOKになったのだと思います。深夜の実験室に響く英語、日本語だとしてもこの内容理解できるだろうか?と湧き上がる疑問、 画面から見覚えのあり過ぎるスライドと共に自分の声が聞こえてくるという何とも言えない居心地の悪さ…。終了までの3時間、コーヒーとおやつを片手に睡魔と戦いました。 現地での発表ではありませんでしたが、英語のスライドを作り英語でプレゼンテーションを行うという貴重な経験ができました。 自分の英語って通じるんだろうか?と少々不安に思っていましたが、スライドの画像や説明文もあり、どうやら通じていたようでほっとしています。 人前で話しをするのはとても苦手なので、生まれて初めての英語の発表が現地ではなく録画だったのは、もしかしたら幸運だったのかもしれません。

海津幸子


     
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