緑内障WEB講演会

2020年12月2日、Santen主催 「緑内障WEB講演会」が開催されました。
緑内障治療には大きく分けて点眼治療と手術治療がありますが、点眼治療においては特に患者さんのアドヒアランスが重要となります。きちんと点眼ができなかったり、 点眼治療や通院を自己中断してしまう方も多いなかで、いかに患者さんと信頼関係を築き、適切な治療を継続していけるか、 そのためにはどうようなことに気をつけていけばいいかについてご経験をもとにご教示いただきました。当教室の谷戸正樹教授からはSSOHなど、 一見すると緑内障に見えるが慎重に判断しなくてはならない症例を豊富な画像所見とともに紹介していただきました。また、同日にはウエットラボも開催していただき、 レンティスやNX-70を用いた強膜内固定などの練習をさせていただきました。
高木兼寛先生の遺訓に「病気を診ずして病人を診よ」というものがありますが、医学的正しさ、妥当性だけを求めていくのではなく、 患者さんを診ていくことの大切さを改めて自覚しました。コロナウイルスは益々猛威をふるい厳しい世の中ですが、少しでも患者さんにとって安心できる医療を提供できるように、 日々研鑽していきたいと思います。

髙柳佑士




     
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