第21回石見臨床眼科学研究会

2020年12月5日に開催された石見臨床眼科研究会に参加しました。コロナ渦での開催となりましたのでzoomによるweb live seminarとなりました。
今回は高梨先生を座長として当院から清水啓史先生と清水眼科より清水正紀先生、特別講演として広島大学より廣岡一行先生にご講演いただきました。
清水啓史先生には網膜硝子体手術のMIVSによる硝子体手術について症例も交えながら解説していただきました。 当院で硝子体手術等多方面のことにご尽力いただいておりますが、その知識と技術のルーツが今までの多数のご経験からくることを実感しました。 また清水正紀先生には検診の実施状況とそれによる眼底疾患の発見について年度別によるグラフを交えてご解説いただきました。 僕は松江で生まれ育ちましたが、松江の眼疾患の発見や治療は清水先生や多くの開業医の先生方により支えられてきたことを改めて認識させていただきました。 今後その一助となれるよう頑張りたいです。
廣岡一行先生には緑内障について点眼による眼瞼炎や、緑内障との鑑別が難しい例について症例を交えながらご解説いただきました。 またそれらについて点眼のアドヒアランスを高めていくためにはどうすればいいのか、様々な視点からお話しいただきました。また、座位と仰臥位、 側臥位における眼圧の差は視野進行や術後にどのように関連しているのかについてのご研究についてもご紹介いただきました。 臨床だけではなく研究についても多く取り組まれておられ、本当にたくさんのことをご教授いただきました。
硝子体や検診、緑内障について多くの知見を深めさせていただきました。ご講演くださいました3名の先生方本当にありがとうございました。

市岡 昇



広島大学 廣岡先生

清水眼科 清水先生

清水眼科 清水先生

座長 高梨先生・島根大学 清水先生
     
ページのトップへ戻る