第37回鳥取県眼科学術講演会・第70回鳥取大学眼科同門会講演会

2020年12月19日、米子ワシントンプラザにて、第37回鳥取県眼科学術講演会第70回鳥取大学眼科同門会講演会が開催されました。
鳥取大学の同門会の後に開催される講演会であるため、鳥取大学の先生から多くの一般演題発表がありました。
普段勉強の足りていない角膜疾患や神経眼科領域の症例発表もあり、大変勉強になりました。実臨床でこの症例に遭遇したら診断できるだろうか、 と考えながら拝聴していましたが、難しそうだなと思う症例が多かったです。
島根大学からは私清水が網膜前膜の有病率とリスク因子に関する研究を発表し、高柳先生が最終糖化産物スコアと糖尿病網膜症についての研究を発表いたしました。 会場から有意義な質問もあり議論が深まりました。
特別講演として、神戸アイセンター病院研究センター長の髙橋政代先生に網膜の再生医療の進展というタイトルでご講演頂きました。
iPS細胞由来網膜色素上皮細胞シート移植という大変注目を集めている研究で超有名な先生であり、生のお話を聞ける貴重な機会であり、楽しみにしておりました。 お話を聞く度にどんどん進化しており、胸踊る内容でした。最先端の移植の話もありながら一方でデバイスを使用したロービジョンケアのような話題もあり、 日頃の臨床に関しても考えさせられる内容でした。
コロナ禍にあって、実際に集める講演会は非常に稀で貴重なものになりました。
鳥取と島根は隣り合わせで鳥取大学の先生には病院間連携や病診連携でお世話になる機会も多いですが顔を合わせる機会が意外と少ないと思っていました。 山陰の新参者の私にとっては鳥取大学の先生方と少しだけマスクをしながらも会話ができたことも個人的に嬉しいことでした。

清水啓史





     
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