第22回島根県眼科冬期学術講演会、第39回島根大学眼科同門会学術集会


2021年2月14日第22回島根県眼科冬期学術講演会、第39回島根大学眼科同門会学術集会がニューウェルシティ出雲で開催されました。
特別講演を挟んだ一般講演24題は、新型コロナ関連の調査結果、3歳児健診、弱視、白内障、涙道、腫瘍、緑内障、視神経、網膜、ぶどう膜と多岐にわたった充実の内容でした。
個人的にはPG点眼による瞳孔間距離短縮に関する調査の着目点とブロルシズマブ硝子体注射後の網膜血管炎症例の経過について大変興味深く拝聴しました。
また特別講演は、名古屋大学西口康二先生にレーバー先天盲に対する遺伝子治療とスターガルト病に対する再生医療の現状と展望についてわかりやすくご講演いただきました。
コロナ禍で特別講演はWeb、会後の意見交換会も見送りとなったことは残念でしたが、多くの同門の先生方が出席されており、 会場で症例について直接意見を交換することの出来た有益な一日でした。

今町克枝



2021年2月14日、島根大学眼科同門会学術集会が開催されました。
今回島根大学に異動してきて初めての参加となりましたが、名古屋大学の西口康二先生の特別講演も含めて25演題と非常に多くの演題があり盛り上がっていました。
Spot Vision Screenerに関する演題が2題あり、注目度の高さを感じました。眼科だけでなく小児科で導入されているところも増えてきているようで、 やはり弱視の早期発見に有用なようです。
特別講演では眼科とゲノム医療について遺伝子治療と再生医療の違い、レーバー先天盲、スターガルト病を題材とし治療の実際、 今後の展望について分かりやすく説明して頂きました。
今回発表してみて、日常診療に追われているとなかなか気づかない面に目を向けることができました。発表という機会を経て、 日常診療を振り返ることにより自分自身をアップデートする良い機会になりました。

河野通大



名古屋大学教授 西口康二先生



     
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