後期研修医からのメッセージ

後期研修医の生活
こんにちは。眼科医を目指す先生方、ぜひ島根大学眼科学教室をおすすめします!
上級医のみなさんは優しく、指導は手厚いです。学年関係なく和気あいあいとしていて、 カンファレンスや普段の診察でも初期研修医が上級医や教授に相談や質問を活発できる環境です。
手術・日々の業務について。はじめのうちは上級医が手術指導につき、術後は手術ビデオで振り返りを行います。白内障や翼状片症例は、たくさん経験でき、半年で100件以上執刀しました。 たくさん経験することで手術技術は上達していくと思います。このように多くの手術件数を行うことができることが島根大学の特徴です。
学問・研究について。後期研修医を含め医局員は上級医の指導のもと各々診療研究を行っています。 後期研修医は全員大学院で研究を行っており、 全員眼科一年目に筆頭著者で論文を書いています。教授をはじめ上級医の指導は非常に手厚く他にはない恵まれた環境です。 谷戸教授と後期研修医でカンスキー臨床眼科学の読み合わせを行っており、系統的眼科の知識や英語読解力が向上します。 分からないことは質問することで基礎知識が深まりました。
島根大学眼科学教室は学問・研究・臨床すべて指導が手厚く、上級医は皆さん優しくとても恵まれた環境です。臨床と勉強の中で日々新しい発見があり楽しいです。 医局員はおよそ半分が他大学出身ですが、医局の居心地はいいとのことですので、遠慮せずにぜひ見学に来てください。

後期研修医 石田晃子
連絡先: ishidaki@med.shimane-u.ac.jp(石田晃子)



島根大学に入局して
私は2020年度の入局員として島根大学に入局させていただきました。大坂医科大学卒業後に大坂医科大学付属病院にて2年間の研修を行い、その後島根大学に入局しました。 本当のことを言うと、2年間の研修後は大阪医科大学に入局する予定だったのですが、ちょうど決めようと考えている時期に島根で開業している父から電話をもらい「島根にいずれ帰るなら、 島根大学はどうだ」と勧められたのがきっかけでした。その後見学させていただいた時には雰囲気がいいだけでなく、臨床的にレベルアップを目指せる大学だと感じました。
今年4月の入局後は、学ぶことの多さを痛感する毎日で、教授および医局員先生に朝早くから講義、相談症例についての検討,診療の仕方などを教えていただいています。 手術では1年目にも関わらず執刀医として手術させていただき、難しい部分や至らなかった部分についても振り返ってご指導を受けています。
休日などはコロナ騒動もあり、なかなかたくさんの人で集まってどこかに行くことは難しいですが、少人数で教授の家でバーベキューをしたり、お昼ご飯をご一緒したりと楽しいこともたくさんあります。
不出来な医局員ではありますが、今後も多くのことを学び島根の医療の一助となれるよう頑張りたいと思います。

後期研修医 市岡昇



人生万事塞翁が馬
私は2013年名古屋市立大学を卒業した後、静岡県浜松市にある聖隷浜松病院というところで初期研修を2年および心臓血管外科医として後期研修を3年行いました。 その後、京都に移り、京都府立医科大学付属病院の小児心臓血管外科で2年ほど研鑽を積んでおりましたが、様々な葛藤があり眼科への転科を決意しました。 心機一転頑張っていこうと出雲の地を訪れ、島根大学眼科学の一員として働かせていただけることになりました。
生涯のキャリアのなかで転科をする医師は1割に過ぎず、私は大変無駄な回り道をしたマイノリティに属することになりますが、心臓血管外科医として研鑽を積んだからこそ今の自分がいます。 また本当に悩んだ末の決断でしたが、私の場合は転科して100%正解だったと思っています。当時、客観的に自分を見ることはなかなか難しかったのですが、単純に心臓血管外科の世界が向いていなかったのです。 眼科学の世界は奥深く、生涯に渡って道を追求していく楽しさに満ちています。また率直にいえば当直も少なく、医師の仕事の中では最もwork-life balanceが取りやすい科ではないでしょうか? 特に女性医師としてのキャリアパスの選択肢は非常に広いと感じます。私と同じように現在の境遇に悩み、転科を検討している方がいれば、私でよければ相談に乗りますのでご連絡いただければ幸いです。

後期研修医 髙柳
連絡先: y.takayanagi1008@med.shimane-u.ac.jp(髙柳)

*写真はEACTS(欧州胸部心臓外科学会)の際に訪れたプラハでの1枚。澄み切ったプラハの空に今後の展望を馳せている。当時は眼科医になるとは1mmも思っていなかった。
人生万事塞翁が馬。
     
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