公開講座名  最も多い眼の病気 ~白内障と緑内障~   
実施責任者 大平 明弘 (医学部眼科学講座・教授)
藤田 委由 (医学部公衆衛生学講座・教授)
実  施  内  容
 
    
  
日時:平成23年2月6日(日) 13:00~16:00

   会場:島根大学医学部(出雲キャンパス)  臨床講義棟1階 小講義室

   内容: 1.白内障について

            座長:島根大学医学部公衆衛生学講座   教授 藤田 委由

            講演:島根大学医学部眼科学講座      助教 高井 保幸

        2.緑内障について
  
            座長:島根大学医学部眼科学講座      教授 大平 明弘

            講演:島根大学医学部眼科学講座      講師 谷戸 正樹

       白内障(はくないしょう)は,手術が必要となる眼の病気第1位で,国内では年間100万件以上の手術が行
     われています。白内障手術に関する術式・機器の進歩はめざましく,ほとんどの方で白内障による視力低下を
     回復できるようになっています。一方で,患者さんの中では「白内障手術をすればどんな視力低下でも回復す
     る」,「白内障手術は100%安全である」といった誤解もあります。

       緑内障(りょくないしょう)は,日本における失明原因の第1位で,国内に数百万人の患者数があるといわれ
     ています。治療法の進歩により,適切な時期に病気を発見できれば,視力を維持できる可能性が高くなってき
     ていますが,ゆっくりと発症してくるため,なかなか自覚症状が出ず,治療開始が遅れることもめずらしくありませ
     ん。早期発見のためには,市民の皆さま自身が,目の病気について理解されることが重要です。

     本公開講座では,眼科専門医が,病気の特徴や最新の検査・治療方法を,市民の皆様にわかりやすく解説し
     ます。
   
  実施報告: 参加者:126

    今回は、ケーブルテレビ、チラシ、新聞掲載等による告知により、162名の参加者があった。
   緑内障・白内障とも最も高頻度の眼疾患であり、その関心の高さが伺えた。両疾患について、病気
   のメカニズム、診断法、治療法について一般市民に理解しやすい内容で説明し、多くの質問も頂い
   た。また、島根大学病院において、最先端治療が受けられることが知らされ、大きな期待が寄せら
   れた。