公開講座名  「世界の核被爆問題~セミパラチンスク核実験場から福島原発事故~」
実施責任者  野宗 義博 (島根大学医学部 総合医療学講座 大田総合医育成センター ・教授)
実施協力者  石橋 豊  (島根大学医学部 総合医療学講座 ・教授)
実  施  内  容

   

 平成27124日、島根大学医学部 みらい棟ギャラクシーにおいて、25名の参加者(市民2名、医学生3名、大学院生3名、学内・外医師8名、その他9名)のもと開催。
 
 報道関係者あり、沖縄琉球大学、長崎大学、神奈川からの参加もあった。50年前の旧ソ連の核実験場セミパラタチンスクに今ものこる核被爆問題の提示、4年前の福島原発事故以後定期的に行っている甲状腺超音波検査結果の提示あり、6名の演者毎の質疑は非常に活発なものであった。特に、50年たって今もなお、家屋の木材にしみ込む核物質の提示は、聴衆にとっては非常に衝撃的であり、福島原発事故の重大さを改めて訴えるものであった。島根原発から30km圏内にある出雲市に在住する市民は、「ひとごとではありません」と感想を述べていた。
 
 セミナーには毎日新聞、中国新聞の報道関係者も参加しており、講演会終了後には演者に熱心にインタビューする姿も見られた。