教授挨拶

 

2022年7月1日付けで、前土屋美加子教授の後任として、医学部生化学講座代謝生化学の教授を拝命致しましたので、ご挨拶申し上げます。 私は2001年に岩手大学で学位取得後、埼玉医科大学ゲノム医学研究センター、千葉大学医学部、コペンハーゲン大学で、組織の形成・維持に働く細胞幹細胞の研究を行って参りました。 2018年に島根大学医学部生命科学講座に赴任し、主に医学部の初年度教育(医科基礎生物学と自然科学実習)を担当しました。 生化学講座では、 1年生の分子細胞生物学 Iと生化学実習、2年生の生化学などを担当しています。 分子細胞生物学・生化学は基礎医学と臨床医学を結ぶ重要な科目です。 これらの授業・実習を通じて、医学部生の基礎医学の習得と臨床医学への移行をお手伝いしていきたいと考えております。 研究面では、幹細胞の異常がさまざまな病気の原因となることが明らかにされつつあります。 私は、 血液幹細胞とその周辺細胞の機能異常が、どのように白血病を引き起こすのか?に興味を持ち研究を行っています。 出雲に移り住み5年目になり、厳しい冬・曇天・盛夏早朝の雨にも大分慣れてきました。 都会過ぎず、田舎過ぎない出雲の街は、子供達を育てるには良い環境だと思います。 この出雲の地から、臨床に繋がる研究成果を発信できるよう努力してまいりますので、ご指導ご支援賜りますよう宜しくお願い申 し上げます。