2023.11.11~12
札幌市で開催されました第43回日本眼薬理学会に参加しました。
この会は,医師だけではなく,眼の治療薬の研究をされている薬学系の先生や,製薬会社の研究者の方が参加される幅の広い会です。
今回は,北海道大学眼科の石田晋先生が会長でした
。私は,一般講演,座長に加えて,糖化と酸化に関するセミナーで,
島根大学で取り組んでいる指尖センサーを使ったカロテノイド・糖化終末産物量測定と
眼疾患の関係に関する自験データを中心に報告しました。
セミナーでは,糖化終末産物に関する研究のエキスパートである金沢大学生化学・山本靖彦教授,
網膜血管障害研究のエキスパートである旭川医大眼科・長岡泰司教授とご一緒いたしました。
糖化も酸化も加齢に伴う疾患に深く関わっており,かつ,ライフスタイルの修飾による疾患予防の重要なターゲットです。
この領域の研究の重要性を再認識しました。
ちょうど札幌は今シーズンの初雪でした。
北海道大学の広大なキャンパスの中で,紅葉と雪を一緒に見ることができました。
谷戸 正樹