快挙!医学科6年の市谷さんと高尾さんの論文がアクセプトされました

2023.12.27

市谷碧菜さんと高尾江里さんは,5年生の春から眼科学講座で臨床研究を開始しました。 1年間かけて膨大な量の患者さんのカルテを調査して、データをまとめました。 今回,それぞれの研究成果が医学雑誌に掲載されました。 市谷さんは,認知機能の低下が,緑内障患者さんが行う視野検査の信頼性を低下させる1), 高尾さんは,緑内障治療薬が標準的に必要とされる量の2.4倍の本数処方されている2),を示しました。 いずれも,実臨床に基づいたデータで,かつ,これまでにほとんど報告されていなかったデータです。 掲載された雑誌のインパクトファクターは3.9点で,国際的にも競争の高い雑誌です。 日々忙しい医学生が研究をして論文を書くというのはなかなかに大変だったと思います。 二人の努力が実って良かったと思います。 昨年は,1学年の上の加堂さんと佐々木さんがそれぞれ筆頭で論文を書きました。 現在,一学年下の久保田さんと下峰さんが研究に取り組んでいます。 ぜひ頑張って,後に続いてもらいたいと思います。

谷戸 正樹


1. Ichitani A, Takao E, Tanito M: Roles of Cognitive Function on Visual Field Reliability Indices among Glaucoma Patients. J Clin Med. 2023 Nov 15;12(22):7119.
https://www.mdpi.com/2077-0383/12/22/7119

2. Takao E, Ichitani A, Tanito M: Estimation of topical glaucoma medication over-prescription and its associated factors. J Clin Med. 2023 Dec 28;13(1):184.
https://www.mdpi.com/2077-0383/13/1/184

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