国際医療福祉大学熱海病院の斜視外来に見学に行きました

2024.02.19

2024年2月19日から2週間熱海へ斜視外来の見学に行ってきました。 斜視外来は眼科の中ではマイナーな領域で、実は症例相談などが出来る機会が限られています。 国際医療福祉大学熱海病院では後関先生の元、斜視治療について最先端の医療を行なっています。 後関先生には日頃から症例の相談などをさせて頂いていますが、 今回は手術や外来のシステム・診断のtipsなどをしっかり勉強させていただくために2週間の長期間で熱海へ遠征に行った来ました。 前回も訪問させて頂きましたが、半年前には気づかなかった診療のテクニックをさらに深く学ぶことができました。 今回は間で水戸の小沢眼科内科病院の手術も見学させてもらいました。 1週間目はAPAOが同時に開催されており眼科の先生も少なかったためゆっくり後関先生からおしえていただくことができました。 具体的には非屈折調節性内斜視の眼鏡治療は購入型のExレンズは小児には使いづらく貼り付けによる治療を行なった方が良いこと、 甲状腺眼症でのBTXの下直筋注射の適応、手術効果が予想しにくい場合は局所麻酔の単筋手術を重ねる方法があること、 内斜視の術量定量時にPATが増強する場合の設定などなどたくさんの細かい話まで詰めることが出来ました。 また、実際に行なった治療の結果を診ることで当院での手術効果の想定についてもbrush upする事が出来ました。 何より専門が少ない分野のため、たくさんの人と議論出来ること自体が僕にとっては幸せでした。 2週目の小沢眼科内科病院では手術にも入らせて頂き、実際の見え方やコツを勉強させて頂くこともできました。
この期間に学んだ知識を当院でも取り入れ、しっかり患者さんに還元出来るよう取り組んでいきたいです。 また勉強に行く際にはさらなるレベルアップと当院での手術適応や方針について改善できるところを検討していきたいと思っています。
この度はお忙しい中2週間もみっちり教えて頂いた後関先生と熱海総合福祉大学熱海病院でたくさん教えて頂いた眼科医・視能訓練士・看護師の皆様、 ご迷惑をおかけしても嫌な顔一つせずご協力して頂いたコ・メディカルの皆様に再度感謝を述べさせて頂きます。

市岡 昇


Photo_Sample

Photo_Sample

Photo_Sample


ページのトップへ戻る