Japan Pediatric Society for Oriental
会頭 坂崎 弘美(さかざきこどもクリニック院長)
皆さま、こんにちは。大阪のさかざきこどもクリニックの坂﨑です。この度、2024年10月27日(日)に、あべのハルカス貸会議室において、第51回日本小児東洋医学会学術集会を開催することになりました。皆様方にこの場を借りて御挨拶させていただきます。大阪での開催は、8年ぶりです。その折は、実行委員長として、楽しく参加させていただいたことを思い出します。
今回のメインテーマは「こども漢方をもっと身近に!」です。私は医師になって20年目に漢方と出会いました。それまで、漢方は特別な勉強をした人だけが携わるもので、何だかとっつきにくく、怪しいものと考えていました。しかし、たまたま、参加した小児科漢方の講演会で、そうではないということを知って衝撃をうけました。実際には、小児のプライマリケアに非常に役立ち、多くの子ども、保護者(とくにママ)に感謝されました。漢方で、子どもも保護者も元気になっていくのを見るのはとても嬉しいです。しかし、現在も昔の私のように考えている先生方が多いのも事実です。また、漢方がよいとわかっていても、ハードルが高いと諦めている先生方もいらっしゃいます。そんな先生方に、漢方の魅力を伝えて、もっと身近に感じていただけたらと思いました。どの医療機関を受診しても漢方という選択肢があるのが理想です。漢方で多くの子どもたち、保護者に幸せになってほしいのです。
また、サブテーマは「みんなで広げよう,漢方のわっ!」です。私は学会を通して、漢方を愛するたくさんの先生方と出会いました。小児科はもちろん、他科の先生との交流も広がりました。まさに「漢方のわっ!」です。本学術集会でも、たくさんの輪を広げていきたいと思っています。
当日は一般演題、特別講演、シンポウム、日韓交流講演を予定しております。本学術集会で、熱く議論し、多くのことを学んでいただき未来ある子ども達の診療に役立てていただけたら幸いです。そして、大阪ならではの熱く楽しいわくわくするような会にしたいと思っております。
ぜひ、2024年10月、大阪にいらしてください。お待ちしています!
「大阪に来てや~、待ってるで~」