45thJSPP

ご挨拶


 この度,45回目となります日本光医学・光生物学会の学術大会を出雲の地で開催させて頂く事となりました。 本大会が島根県で開催されますのは,2008年に松江市で開催されました第30回以来となります。 開催のご推薦を頂きました清水忠道理事長はじめ,理事・監事・評議員の先生方,および,学会員の皆様に厚くお礼申し上げます。
 本会は,“光”をキーワードとして,皮膚科学・眼科学やその他の医学分野,薬学,生物学,化学,工学,理学,物理学などの医師や研究者, さらには,環境や照明に関する企業など,視点が異なる人々が集まり議論を交わす,極めて学際性の高い研究会です。 特別講演として,九州大学薬学研究院の山田健一先生から,脂質ラジカルを検出する新たな蛍光ブローブと酸化脂質の質量イメージング技術の開発状況についてお話し頂きます。 学会賞受賞講演は船坂陽子先生と中林孝和先生が,奨励賞受賞講演は藤田恭平先生と柏原航先生がそれぞれ担当されます。 シンポジウムⅠとして,医用分光学研究会の先生方のご協力を得て,光を使った診断技術に関して,シンポジウムⅡとして眼科・皮膚科領域における光を使った診断と治療に関して,をテーマとしました。 一般演題も,42題の多様な演題を申し込んで頂きました。 また,2つのランチョンセミナーは,幅広い参加者に興味を持っていただけるような内容を選びました。 皆様のご協力により,「異分野の交流を通じて独善的ではない光医学・光生物学の発展を目指す」という本学会の理念に沿ったプログラムになったかと思います。
 昨年から現地での大会開催が再開となりました。今年は,新型コロナパンデミックの影響からさらに一歩抜け出すべく,久しぶりの情報交換会も企画しております。 今年も,盛んな学術交流となりますよう,何卒ご協力をよろしくお願いいたします。

会頭:谷戸正樹(島根大学医学部 眼科学講座 教授)
副会頭 山本達之(島根大学 生物資源科学部 教授)