公開日 2011年11月21日
医学部附属病院婦人科の中山健太郎講師が、平成23年11月1日(火)日本医師会設立記念医学会において「日本医師会医学研究奨励賞」を受賞し表彰されました。
日本医師会医学研究奨励賞は、医学上将来性に富む研究を行っている者に授与される名誉な賞で、平成23年度は15名が受賞し、産婦人科領域では中山講師1名のみの受賞です。
この受賞は、(1)卵巣がんの新規癌遺伝子NAC1の発見、(2)膵臓癌、大腸癌などの他臓器がんにおけるNAC1遺伝子研究、(3)NAC1の機能解明と臨床応用(分子標的薬としての利用)、(4)卵巣明細胞がんでの新規癌抑制遺伝子ARIDIAの発見、など一連の研究成果が評価されたもので、中山講師は、これまでにも米国留学中「HERA卵巣がん賞」、帰国後医学部附属病院婦人科での研究に対して「日本産科婦人科学会学術奨励賞」などを受賞しており、大きな賞としては今回で3件目の受賞となりました。
中山講師は、「患者の治療をしながら続けてきた研究が認められ大変うれしい。教授をはじめとする教室のスタッフの協力がなければ出来なかった。今後もさらなる研究を進めていきたい。」と語りました。
また,指導にあたった宮崎教授は,「少人数の教室で、臨床を行いながら研究も続けており、地方でこのような大きな賞を受賞したことは、若い学生の励みにもなるはず。」と語りました。
右から宮崎教授と中山講師
記者会見での中山講師