公開日 2018年04月06日
3月5日~9日、地域における医療及び公衆衛生業務に対する理解を深めることを目的として、春季地域医療実習を行いました。
この実習は、島根の地域医療に興味を持つ医学生などを対象とし、島根県内各圏域の保健所、医療機関のご協力のもと、夏季・春季と年2回行っているものです。
今年度の春季地域医療実習では、雲南、隠岐などの8地区に、合計29名の医学生(島根大学28名、鳥取大学1名)が参加しました。また実習終了後の3月9日には、実習へ参加した医学生と、ご協力いただいた保健所や医療機関の方をお招きして、意見交換会も開催しました。
― 実習を終えた学生の報告書から ―
・今回の実習を通して、将来自分がどのように働きたいか、どんな医師になりたいかというイメージを
より具体的に持つことができた。今後医学について学ぶ際のモチベーションにして勉強に取り組んで
いきたい。
・今後、島根県ではさらに高齢化が進み、訪問診療の需要がさらに増すと思う。自分も島根県に必要な
人材に早くなれるように今の勉強を精一杯頑張ろうと思う。
島根県では医師の不足をはじめ、医療の確保が深刻な問題となっています。今回の実習を通して、学生たちの将来の選択肢に「地域に根ざして働く」ことが加わってくれることに期待しています。
実習の様子
意見交換会の様子