精神医学講座 橋岡禎征講師を文責著者とする論文がブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに掲載されました

2019年12月3日


 2019年11月29日、本学医学部精神医学講座 橋岡禎征講師と高知大学保健管理センター 井上顕教授を共同文責著者とする論文「The risk of overwork death (karoshi) in the wake of natural disasters」が英国医師会雑誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(インパクトファクター:27.604)のオピニオン欄に掲載されました。
  本論文は、精神医学と公衆衛生学との融合した視点から、近年、我が国で大きな社会問題となっている過労死と自然災害との結びつきについて考察した論説です。
  昨年7月、西日本を襲った台風7号は死者224名という甚大な被害をもたらしましたが、被災者への影響のみならず、被災地域では当月の時間外労働が、過労死ラインと呼ばれる月100時間を超える自治体職員が2,700人にも及んでいたことが判明しました。論説では、自然災害発生後、被災者へのケアはもちろんですが、被災者のために働なければならない自治体職員や関係者の時間外労働が容易に過労死ラインを超えてしまうリスクがあるため、彼らへの身体的・精神的ケアや、それらを確保するシステム構築も必要であると指摘しています。