公開日 2020年10月05日
島根大学医学部・尾林准教授、浦野教授、横浜市立大学・吉田特任助教、朴教授、武蔵野大学・武藤教授、桑迫講師の共同研究グループは、RNAからタンパク質非コード領域を取り除く反応「RNAスプライシング」において、スプライシング部位の認識に重要な役割を果たしているタンパク質U2AF1が、どのように部位特異的な認識をしているのか、その認識機構を解明することに成功しました。
さらに、近年報告が多い、がんや血液学的悪性疾患の患者に見られるU2AF1のアミノ酸変異について、そのRNAスプライシング異常を引き起こす仕組みを明らかにしました。
この結果は、スプライシング異常により引き起こされる様々な病気の診断・治療法開発に向けた画期的な成果です。
なお、この成果は、『Nature Communications』に掲載されました(9月21日日本時間18時オンライン)。
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