公開日 2023年01月20日
島根大学医学部眼科学講座の谷戸 正樹(たにと まさき)教授・海津 幸子(かいづ さちこ)助教らの研究グループは、ウシオ電機株式会社(本社:東京都、代表取締役執行役員社長 内藤 宏治)との共同研究により、Far UV-Cの眼の安全性に関しての動物実験研究を実施し、角膜輪部上皮において、222nmのFar UV-Cは上皮表層にしか到達せず、角膜上皮を構成するすべての細胞の起源である角膜輪部基底領域の幹細胞に到達しないことを確認しました。
これは、角膜上皮のターンオーバーサイクルが222nm Far UV-Cの影響を受けないこと、および組織深部まで到達する従来のUV照射によって引き起こされる翼状片や結膜腫瘍が、222nm Far UV-Cによって引き起こされる可能性が極めて低いことを示唆しています。
なお、これらの成果は2022年11月27日付でPhotochemistry and Photobiology誌にて発表されています。
詳しくはこちら(ウシオ電機株式会社プレスリリースより)