【ニュースリリース】整形外科学講座が共同研究で高齢者の膝伸展筋力と遺伝子の関係を明らかに

公開日 2024年05月27日

 整形外科学講座の伊藤修司助教・内尾祐司教授らは、理化学研究所・静岡県立総合病院・静岡県立大学・順天堂大学との共同研究グループにおいて、日本人高齢者の膝伸展筋力に関係する遺伝子を明らかにしました。

 高齢になると、加齢に伴って骨格筋量・筋力・身体機能が低下する「サルコペニア(加齢性筋肉減弱現象)」が起こりやすくなります。特に下肢筋力は健康指標と相関することが広く知られており、下肢筋力の維持がサルコペニアの予防には大変重要です。
 本研究グループは、日本人高齢者における膝伸展筋力のゲノムワイド関連解析(GWAS)を行い、ある遺伝子が膝伸展筋力に関連することを明らかにしました。過去にGWASで下肢筋力に関連した遺伝子を同定した事例はなく、本研究が初めてです。

 本研究結果は、サルコペニアの遺伝的要因の解明につながるものと期待されます。

 

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