公開日 2025年01月14日
附属病院放射線科の河原(ごうばら)愛子医師が、2024年12月1~5日に米国シカゴで開催された北米放射線学会学術集会2024(RSNA2024)において、教育展示部門Certificate of meritを受賞しました。この学術集会は放射線医学の分野で最も規模の大きい会で、世界中から放射線医学の専門家が5万人以上集まります。演題の採択率は25~30%ですが、河原医師はこれを突破し、更に競争の激しい中枢神経領域の研究で見事にCertificate of Meritを獲得しました。
今回河原医師は、放射線学的な観点から水痘・帯状疱疹ウイルスとその神経学的合併症の特徴についてまとめ、発表しました。近年、新型コロナウイルスの流行や高齢化といった背景から帯状疱疹の患者さんは増加しており、その合併症についても注目されています。河原医師は、水痘・帯状疱疹ウイルス感染の神経学的合併症の画像所見について病態や解剖学的特徴と関連付けた報告を行い、その教育的な内容が評価され今回の受賞となりました。
【河原(ごうばら)愛子医師コメント】
RSNA 2024 教育展示部門にて、大変ありがたいことにCertificate of Merit を受賞することができました。水痘・帯状疱疹ウイルス感染の神経学的合併症に関する臨床的・放射線学的な特徴を総説としてまとめ、発表させて頂きました。今回の発表をきっかけに水痘・帯状疱疹ウイルスの合併症について深く勉強することができ、受賞したことで多くの方に発表を見て頂くことができました。学んだことを今後の臨床に活かしていきたいと思います。この場をお借りして、ご指導頂きました放射線科や神経内科の先生方、いつも多大なるご協力をいただく放射線部の皆様に厚く御礼を申し上げます。
河原医師
【受賞テーマ】
演題番号NREE-137
Neurological Complications Of Varicella Zoster Virus:Comprehensive Update And Review Of Clinical And Imaging Features
(水痘帯状疱疹ウイルスの神経学的合併症:臨床的特徴と画像的特徴の包括的な最新情報とレビュー)
RSNA2024のサイトはこちら (河原先生の記載は5ページ目)
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