公開日 2025年09月04日
看護学科オープンキャンパス
8月2日に開催された島根大学医学部看護学科のオープンキャンパスには、全国から多くの高校生が参加しました。当日は、学科紹介や模擬演習、在学生との交流企画などが行われ、初めて訪れる大学での体験に、少し緊張しながらも興味津々の様子が見られました。
オープンキャンパスは石原俊治医学部長の挨拶で始まり、島根県の医療の偏在化や、それに対して島根大学がどのように貢献しているかについて、紹介がありました。附属病院が隣接していることで、実際の医療現場を間近で学べる環境が整っている点や、医学科生と共に学ぶことで、チーム医療への理解も深められる点が強調されました。また、津本看護学科長より、島根大学で取得可能な資格や、カリキュラムの特色、入試制度の変更点などの説明がありました。「どのような生徒を求めているか」「卒業までのサポート体制」「進路状況」についても詳しく語られ、参加者は熱心に耳を傾けていました。
その後、3つのコースに分かれて模擬演習が行われました。聴診器を使った演習では、聴診器を正しく耳に装着する方法や、正常な呼吸音と異常がある時の呼吸音の聞こえ方の違いについて、実際に聴診器を用いて確認していました。健康教育の演習では、それぞれの体を動かして体操をし、フレイル予防について学びました。トリアージ演習では、トリアージの基礎知識について説明を受けた後、実際に傷病者の状況に合わせて4段階で評価する判断演習を行いました。
他にも、希望者が参加したキャンパスツアーでは、e-clinicやアメニティスペース、図書館、情報科学演習室、医の庭などの説明がありました。キャンパス内を実際に歩いて回ることで、普段の学生生活を具体的にイメージすることができる機会となりました。
参加者は、「キャンパスがきれいだった」「保健師の仕事について知り、視野が広がった」「先生方が熱心で、温かい雰囲気だった」「初めての医療体験で看護への意欲が深まった」といった感想を残していました。
暑い中、全国からたくさんの皆様にお越しいただき、心より感謝いたします。ご参加いただき、誠にありがとうございました。
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写真1 聴診器を用いた模擬演習 | 写真2 健康教育についてのポスター掲示 |
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写真3 在学生との交流企画 | 写真4 キャンパスツアーの様子(図書館前) |
(医学部看護学科学生広報サポーター 取材)