【学生取材】島根大学医学部「ホームカミングデー」開催―現場で働く医師たちのリアルな話を聞く―

公開日 2025年10月31日

 ホームカミングデー2025集合写真

 

 2025年10月18日(土)、「医学部ホームカミングデー2025」が開催されました。今年度は、医学部創立50周年を記念した内容として企画され、卒業生と在学生、教職員など約60名が集い、世代を超えた交流の場となりました。

 この日は、現役医師として活躍する卒業生5名が登壇し、医師としての日常や仕事のやりがい、学生へのメッセージを語ってくださいました。会場では、医療現場でのリアルな体験談が次々と語られ、時折笑いも交えながら、先輩と後輩の温かなつながりが感じられるひとときとなりました。

 精神科の木村樹里先生は、精神科での一日や大学病院の特徴について語り、松江市出身の勝部敦貴先生は、市中病院と大学病院の両方で得た経験が自身の力になったと振り返りました。病理診断科の床並亜有子先生は、病理への熱い思いをユニークな語り口で伝え、小児科の甲佐勇陽先生は「迷った時こそ、自分が興味のある分野を大切に」と学生にエールを送りました。放射線科の槇原 侑子先生は、「正確な診断が患者さんの命を支える」と語り、チーム医療の中での放射線科の役割を強調しました。

 

ホームカミングデー2025講義1

 

ホームカミングデー2025講義2

 

 

 最後の質疑応答では、「島根で働こうと思った理由」がテーマとなり、「病院の温かさに惹かれた」「体系的に医学が学べる」など、それぞれの先生が島根で働く魅力を語りました。共通して伝えられたのは、「働きながら学び続けることの重要性」でした。

ホームカミングデー2025質疑応答

 参加した学生からは、「医師のリアルな話を聞けて、自分の将来を考えるきっかけになった」「医師という仕事の魅力を改めて感じた」といった声が寄せられました。

 卒業生の皆様にとっても、母校の今を知り、未来の医療人を育てる姿に触れる機会となったこの一日。島根大学医学部が歩んできた50年の歴史と、これからの医療を担う若者たちの姿が交差する、心温まる時間となりました。

 

島根大学医学部学生広報サポーター H.S.・K.K.