公開日 2025年11月06日
2025年10月18日~19日、島根大学医学部の学園祭「くえびこ祭」において、医学部創立50周年を記念した特別展示が開催されました。企画を担当したのは、「くえびこ祭実行委員会」の学生たち。今回は、医学科同窓会「萌雲会(ほううんかい)」のご協力のもと、歴代の同窓会誌を展示し、来場者に医学部の歩みを振り返っていただく機会となりました。
同窓会誌を手に取る学生たち
企画者の河村華苑さん(左)と学生スタッフ
展示を企画・運営した医学科2年の河村華苑さんに、準備の様子や思いを伺いました。
Q:50周年企画という、創立以来初の企画を運営する上で一番大変だったことを教えてください。
まず、「何をするのか」について考えることに時間を要しました。構想段階では、花火や屋台などの案も出ましたが、最終的には「同窓生に懐かしんでもらい、立ち寄った方に島大医学部の歴史について知ってもらうにはどうすればいいか」を突き詰めて考え、同窓会誌の展示に決定しました。
Q:企画を進める中で、印象に残ったエピソードがあれば教えてください。
ホルダーに立てかけてある同窓会誌を手に取ってページをめくると、卒業生の近況報告が目に飛び込んできます。それを読むのが本当に面白かったです。私が卒業した後も、先輩や後輩たちがそれぞれの夢に向かって進んでいく姿をこうした媒体で知ることができると分かり、もし100周年企画があれば、ぜひ参加してみたいと感じました。
Q:卒業生だけでなく、そのご家族や附属病院の関係者の方に見ていただきたいところはありますか?
医学部の沿革についても展示していますが、県内唯一の医学部ということで、島根医科大学の時代から関わってくださっている方は、在校生の私よりもずっと歴史に詳しいと思います。この展示を見て、「そんなことがあったね」と懐かしんでいただけたら嬉しいです。
Q:最後に来場者の方へのメッセージをお願いします。
50周年を迎えたということに、昨年度入学したばかりの私も感慨深い気持ちでいっぱいです。卒業生の皆様にとっては言うまでもなく、これからも大学の歴史を守っていこうと感じられる企画となっています。知らなかったことがたくさん詰まっている展示ですので、ぜひ興味を持ってご覧いただけたら嬉しいです。
取材・文:医学部学生広報サポーター M.N.