「献体」という言葉をご存じでしょうか。ご自身の亡き後、ご遺体を医学教育のために役立ててほしい、という尊いお気持ちでご提供いただくことです。医師を志して入学した医学生は、解剖学実習を通じて人体の構造を学び、献体という尊い意思に触れることで、医師としての使命感と倫理観を養います。

　島根大学医学部では、毎年ご献体いただいた方への感謝と慰霊のために解剖体慰霊祭を執り行っています。本年は10月16日（木）に開催し、この1年間にご提供賜った144柱の方々の御霊に対し、感謝の意を表し献花を行いました。

　本学の医学教育は、こうした尊いお気持ちでご協力くださる皆様のお陰で支えられています。今後も、ご献体下さる方への深い感謝と敬意を忘れることなく、医学教育を進めてまいります。

慰霊祭の様子

竹谷医学部長挨拶

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