2025年10月1日付で医学部看護学科長を拝命いたしました、臨床看護学講座（臨床医学）の山本昌弘です。　

　看護学科は1999年4月に開設され、2003年に大学院医学系研究科看護学専攻（修士課程）が設置されました。2012年に開設した助産師養成課程は、2021年に大学院医学系研究科看護学専攻（博士前期課程）の助産学コースへ移行しましたが、追加の単位取得や進学により、看護師以外にも保健師、養護教諭、助産師の4種の国家資格の受験資格者を養成する学科です。

　看護職の活動は医療機関における看護業務に限りません。日常の生活の場や学校において社会生活を営む一般市民の健康状態を維持・増進し、疾病の罹患を予防する健康保健活動、疾病者の在宅療養の継続の支援、そして母児に対し妊娠・分娩・産後を通じた一連の健康指導など、市民生活の中で医学知識を必要とする場面に対処できる看護職は、島根県のような超高齢社会では重要度が増しています。現職に至るまでに在職した島根大学医学部内科学第一で培ってきた学部学生の卒前教育や卒後の医師教育、臨床研究活動、内分泌代謝内科医としての視点を活かし、本学看護学科に寄せられる期待に応える看護教育の向上を目指しています。

　竹谷健医学部長のご指導の元、楫靖医学科長と協働し、地域社会からの要請に応えられるよう、看護水準の向上を導く指導者的看護師の育成と輩出に努めてまいります。

【お問い合わせ】総務課企画調査係　TEL:0853-20-2531