医学教育に欠かせない「献体」について

公開日 2026年03月30日

 人体の構造を深く学ぶことは、医師を志す者にとって最も重要な学びの一つです。医学生は解剖学実習において、実際に人体を解剖し、自らの目で確認しながら理解を深めていきます。同時に、献体という崇高なご意思に対する深い感謝の念を抱き、ご献体くださった方々のご期待にお応えしなければならないという使命と責任を強く自覚いたします。

 また、高度な医療技術の習得および発展のため、若手の医師などが実際の臨床場面を想定しながら、ご献体を供させて頂いて行う教育や研究も行われています。

 このように、医学教育はご献体によって大きく支えられておりますが、近年、全国的に見ると献体登録者数は長期的には増加傾向にある一方で、地域差が拡大しており、献体登録者数が減少している地域も増えてきております。島根大学医学部に献体登録された方々によって組織されている篤志団体「有終会(ゆうしゅうかい)」においても、同様の課題がみられます。

 そのため、有終会と島根大学医学部では、献体についての理解を深めていただくための啓発活動を行っております。昨年度より本活動を開始し、主に有終会会員とそのご家族の皆さまを対象として、昨年12月には浜田市、今年2月には出雲市にて講演会を開催し、「献体とは何か」「献体の実情」「献体の流れ」などについてお話し申し上げ、寄せられたすべてのご質問・ご疑問に対して丁寧におこたえいたしました。また、県内の市町村役場や企業を訪問し、有終会のポスター掲示などの広報活動にも取り組んでおります。

 次回の講演会は、4月4日(土)に松江市、6月6日(土)に雲南市大東町にて開催を予定しております。参加費は無料で、どなたでもご参加いただけます。皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。

 なお、献体にご興味をお持ちの方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。当方より資料を送付させていただきます。

 

【次回講演会開催案内】

●松江市(くにびきメッセ 4階 401号室)
 開催日時:令和8年4月4日(土)13:30~15:30
 定員:50名 

●雲南市大東町(大東交流センター 会議室)
 開催日時:令和8年6月6日(土)13:00~15:00
 定員:50名 

●大田市・益田市でも後日開催予定

〈講演内容/共通〉

・「献体とは~有終会の活動~」 有終会 副会長 竹下百合子
・「島根大学の献体の現状」  島根大学医学部 解剖学講座(神経科学) 教授 藤谷 昌司
・質疑応答

※ご予約は不要です。当日直接会場へお越しください。

 

浜田での講演会の様子

12/8 浜田での講演の様子

出雲での講演会の様子

2/14 出雲での講演の様子

解剖体慰霊祭の様子

毎年10月に実施している慰霊祭

総会での健康講話の様子

毎年行っている有終会総会での健康講話

 

参考:ご献体について(有終会HP

 

【お問い合わせ】有終会事務局 TEL:0853-20-2176