薬理学
研究テーマ
薬理学では疾患の病態生理を明確化し、治療薬が個体、臓器、組織、細胞、遺伝子、分子のレベルでの相互作用のメカニズムについて研究します。これらの知見によって薬物治療の基盤が確立され、同時に創薬・育薬へ応用が可能になります。当講座では、様々な疾患の根幹にみられる炎症に着目し、炎症・免疫反応に起因する消化器疾患、循環器疾患、血栓性疾患のメカニズムと各疾患の病態生理を解明し、新たな薬物治療の開発を目指して研究を行っています。
内 容
薬理学講座で行っている主な研究内容は以下の通りです。
1. 口腔内細菌と全身疾患と発症との関連
2. leaky gut syndrome (LGS) の病態解明と治療標的の探索
3. 細胞間相互作用による血管内皮機能の制御機構の解明
4. 細胞外環境の物性が血管内皮機能を調節する仕組みとその役割の解明
5. バーチャル化による薬理学実習シミュレーションシステムの確立