2024.5.3-6.2
5月31日から6月2日に熊本市で開催されました第24回抗加齢医学会総会に演者として参加させていただきました。
感覚・知覚分野の一般口演で「緑内障手術を目的とした入院患者の非術眼の眼圧変化」という演題で発表しました。
薬剤治療下にある緑内障患者は、緑内障手術のための入院の前後で手術をしていない側の眼の眼圧が下降することを薬剤アドヒアランスに着目して報告しました。
緑内障の治療では点眼薬による効果が十分でない場合は手術が選択されることがあります。
これまで手術目的の入院中に非術眼の眼圧が下降するという現象は臨床的に経験することはあっても、詳細なデータとしては報告がありませんでした。
カルテを用いたデータ収集は、サンプル数が膨大であることや眼科の診療記録が専門的であることなどから容易ではありませんでした。
また統計解析の際は適切なデータの扱い方に腐心しました。
当日の発表では限られた時間の中で、必要な情報をわかりやすく伝えることに注力しました。
それぞれの過程で難題を抱えながらもデータ収集から解析、スライド作成と一連の流れを経験し、学会発表までやり遂げることができたのは大きな財産となりました。
最後に、このような貴重な機会をくださりご指導いただきました谷戸先生、多数のアドバイスをくださった加堂先生に心より感謝申し上げます。
医学科6年 久保田 傑
6月1日、熊本城ホールで開催された日本抗加齢医学会総会で口頭発表をさせていただきました。
私は、緑内障の患者さんにおける形態・機能変化と認知機能低下の関連についての発表をさせていただきました。
学会発表は初めての経験で、質疑応答は散々でしたが、自分の学問と向き合う姿勢の甘さを学ぶ良い薬となりました。
谷戸教授や加堂先生のご指導のもと、研究結果をまとめ、学会発表まで漕ぎ着けたこと、我ながら奇跡だと思っております。
論文執筆にいたっては前途多難ではございますが、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
改めて、学会発表という貴重な経験をさせていただき、谷戸教授をはじめ眼科学講座のみなさまには深く感謝いたします。
ありがとうございました。
医学科6年 下峰 宗一郎