第6回B-ROPsの会がありました

2024.08.09

B-ROPsはBiometrics of Redox, Oxidative Stress and Phytochemicals Study Groupの略です。 酸化ストレスやレドックス,それらを計測するためのバイオマーカーや修飾する生活習慣や サプリメントに興味を持つ医師,研究者,企業などが集まる学際的な会です。 今回も8つの一般演題と特別講演がありました。 一般演題では,当科からの3演題に加えて,島大松江キャンパスの清水英寿教授,鳥取大学の加藤優吾先生, 聖隷浜松の田中美穂先生,宮崎大学の篠原久枝先生,農林水産省の玉木志穂先生にご発表頂きました。 特別講演は,岩手医科大学医歯薬総合研究所生体情報解析部門の清水厚志教授にご講演頂きました。 清水先生は,エピゲノム研究やバイオインフォマティクスで日本をリードされる先生で, いわて東北メディカル/メガバンク機構の副機構長・部門長も兼任されております。 ご講演では,現在蓄積が進んでいるコホート研究の内容とそれらを用いた疾患予防の可能性についてわかりやすく教えて頂きました。 先生はエピゲノム情報を利用して,日本人に特化した生物学的年齢測定法を開発されています。 我々も,先生との共同研究で,かれいにより発症する緑内障の病態研究を進めています。 日頃,それぞれの専門領域での診療や研究を行っていると,どうしても見える範囲が狭くなります。 このような研究会は,広い視野を持って研究を行うための良いきっかけになると改めて感じました。

谷戸 正樹


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