2024.12.07
バングラデシュ緑内障学会が主催する学会である,
Bangladesh Glaucoma Society 6th International Glaucoma Meeting & 15th Annual National Conference のシンポジウムで講演の機会を頂きました。
シンポジウムのタイトルは,Recent Glaucoma Research and Managementで,私は,2枠の講演をしました。
一つ目は,プロスタグランディン眼窩周囲症(PAP)の重症度分類であるShimane University PAP Gradingシステムの臨床的な意味合いについて講演しました。
島根大学グレーディングは今年発表されたアジア太平洋地域の緑内障診療ガイドラインでも採用され注目度が高まっています。
二つ目は,Tanito Microhook Trabeculotomyについて基本的な手技と成績についてお話ししました。
TMHは繰り返し使用できるデバイスを用いた手術で,医療資源が十分でない地域でも行える手術としてアジアや南米でも急速に広まっています。
バングラデシュでもTMHを施行する先生が出てきているそうです。
貴重な講演の機会を頂いたProf. IslamとProf. Nomanに感謝いたします。
今後も我々とバングラデシュの先生方との交流が広がることを期待しています。
谷戸 正樹