2025.07.6
2025年7月6日(日)、松江テルサにて開催された「第21回山陰緑内障フォーラム」に参加しました。
本フォーラムでは、日々の診療に役立つ内容や最新の研究成果について、各先生方から大変興味深いご講演を拝聴しました。
まず、鳥取大学医学部視覚病態学分野の永瀬大輔先生からは、『プリザーフロマイクロシャントの手術適応』について、
臨床での適応判断や手術のポイントについてわかりやすくご解説いただき、日々悩むことの多いテーマに対する理解が深まりました。
次に、島根大学医学部眼科学講座の杉原一暢先生からは、『Hydrusの印象』について、
実際の使用感や患者さんの背景に応じた選択の考え方など、現場ならではの視点から貴重なお話を伺うことができました。
続いて、市岡眼科クリニックの市岡博先生からは、『日常診療におけるポイント』として、
臨床の現場での工夫や診療のヒントを具体的にお示しいただき、非常に参考になりました。
特別講演では、東北大学病院眼科の横山悠先生に『東北大学における最近の緑内障トピックス』というテーマでご講演いただきました。
プリザーフロを中心とした最近の緑内障手術の動向、偏光OCTやDPP4阻害薬に関する臨床研究、
さらに東北大学でも取り組まれているグリーンライトアップによる緑内障啓発活動についてもご紹介いただき、
最新の知見と取り組みに触れる貴重な機会となりました。
今回のフォーラムでは、各先生方のご発表を通して、緑内障診療に対する新たな知識や視点を学ぶことができ、
大変有意義な時間を過ごすことができました。
主催してくださった参天製薬株式会社様、座長の先生方、そしてご講演いただいた先生方に深く感謝申し上げます。
吉田 悠人