10月2日、兵庫県神戸視覚支援学校にて行われたゴールボール大会に参加しました。
兵庫ゴールボール協会、神戸視覚支援学校(教員チーム)、
滋賀ゴールボール協会、そしてスサノオアイズの4チーム総当たり戦で行われました。
わたしたちにとっては初めての試合でした。
試合の結果ですが、1戦目は前半途中でコールド負け(10点差ついた時点でコールドゲームになります)。
2戦目は、インドネシア人留学生アンディを投入。
9点差でなんとか後半まで試合を繋ぐものの後半早々に1点を決められ、またもコールド負け。肩を落とすメンバー達。
しかし、私(監督役 佐野)がベンチから見るかぎり徐々に試合の雰囲気に慣れ動けているように思えました。
そして、迎えた3戦目。前半は相手が手加減してくださっているのが分かりましたが、ほぼ互角に戦えていました。
2点ビハインドで後半へ。しかしさすがに3戦目となると疲労で投げるボールの勢いも落ちてきます。
若い選手達の疲労が限界に。こうなったら行くしかないか…。
1週間前にぎっくり腰をしたばかりの私は重い腰(?)を上げ交代を告げます。
若手のスターティングメンバーで最後まで乗り切ろうとの目論みが崩れ、完全にオフモードだった監督自ら出ることに。
ごめんよ、もう試合終了したも同然だ…と一人で感傷に浸っていたのですが、そこから奇跡が起きます。
思うように点差が開かないと焦った相手(と勝手に想像します)は、
後半ラスト5分で出てきたおそらく「思い出作り出場」の軟弱な私を狙いボールを投げてきます。
ところが、やけくそでの横っ跳びが奇跡のセーブを連発し、やけくそで投げ返したボールが相手のゴールに突き刺さります。
さらに、調子に乗って投げたボールで自らペナルティを犯しサッカーでいう「PK」状態になり、
私一人で9m幅のゴールを守るという未だかつてないピンチも奇跡的スーパーセーブでゴールを死守すること2回、
まさに「自作自演」の感動を演出したところで試合終了。
なんとフルタイム同点引き分けでした。
ゴールボールの試合は12分ハーフの前後半合計24分で行われますが、
ボールが外に出たりするとタイマーは止まりますので実際コートにいる時間は40分から60分になることがあります。
外部の音をシャットアウトするため体育館を閉めきりますから暑い日だと相当消耗します。
このような緊張感の中で公式戦さながらの雰囲気を経験できました。
またレフェリーも公認の方が務められ、細かくペナルティーをとって頂き私たちにとっては大変勉強になりました。
さらに練習を重ね強くなって帰ってきたいと思います。
開催にあたり御尽力いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。