学科長挨拶

 、明日の医学を切り拓く

 島根大学医学部は、“地域に根ざし、地域社会から世界に発信する個性輝く大学”を目指す島根大学の理念に基づき、地域の医療を担う優れた人材を育成するとともに、疾病の予防や新たな治療法の開発など医学・医療に関する特色ある研究を推進し、人類の医療・福祉の発展に寄与できる人材を育成することを使命としています。
 この使命を達成するため、島根大学医学部は、優れた医学教育カリキュラムを整備しております。入学後は、専門的な医学知識や基本的な技能の修得のみならず、医療人として必要な豊かな人間性、幅広い教養と高い倫理観を身につけます。また、コミュニケーション能力、主体的な行動力、問題を自ら発見し解決を図る能力、情報収集能力及びチームとして多職種と協働できる能力を修得し、それらを段階的に発展させます。入学後早期から地域基盤型の教育を行うことにより、地域医療に対する高い意欲と使命感を涵養し、地域医療への動機付けの向上を図ります。さらに、充実した医学英語教育や海外実習によりグローバルな視野を養い、講座配属や研究体験により研究マインドを豊穣させます。
 我が国の医学・医療は、近年著しい進歩と発展を遂げ、現在では世界最高水準に達しています。しかし、がんや難病をはじめ、未だ十分に病因が解明されず、診断や治療法が確立されていない病気も多く存在します。これら病気の発症メカニズムを解明し、新たな治療法を開発することは、島根県はもとより日本は勿論、世界の医学・医療に大きく貢献することになります。アンテナは、地域だけでなく常に世界に向け、広い視野で考え、発信していかなければなりません。そして、未知の分野に踏み入り、自ら切り拓くためには、勇気が必要です。多くの困難も待ち受けています。しかし、そこには、未知との遭遇といったロマンや夢があります。我々は、まだ見ぬ世界に入り、未来へ向けて切り拓いていかなければなりません。
 医学・医療のさらなる発展を目指しているみなさん、医学・医療に夢を切り拓こうとしているみなさん、困難に立ち向かうファイトのあるみなさん、是非、島根大学医学部の扉を叩いてください。島根大学医学部の扉は、常にオープンです。

医学科長 熊倉俊一

医の扉20171025