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遺伝子検査室・詳細

arraw4 概要

・遺伝子検査室では、主にHBV核酸定量検査とEBV核酸定量検査を行っています。
また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴いSARS-COV-2核酸増幅検査も実施しています。

arraw4 機器の紹介

・Light cycler 480

LightCycler 480は有機溶媒層による高速且つ均一な熱伝導ブロックと、強力な光源と長い焦点距離によって実現したパッシブリファレンス色素による光学補正を必要としないリアルタイムPCR装置です。

  ・標準的な40サイクルの増幅を1時間以内に終了
  ・1コピーから1010コピーまで幅広いダイナミックレンジで遺伝子を検出可能。
  ・エンドポイントジェノタイピング、High Resolution Melting解析、ハイブリプローブメルティングなど
   多彩な応用アプリケーションに対応可能です。
  ・迅速かつ高精度に遺伝子や細菌・ウイルスなどの定量を行う事ができます。

 

・GeneXpert

「核酸抽出・PCR増幅・検出」までを完全統合した革新的な自動遺伝子解析装置です。

  ・簡単な前処理による迅速遺伝子検査を実現。
  ・閉鎖式カードリッジの採用でコンタミリスクを最小化。
  ・独立モジュールによる複数検査項目の同時処理が可能。
  ・正確性の高い結果をタイムリーに報告、感染制御対策を支援。

 

・SmartGene

核酸増幅法、Qプローブ法を用います。専用テストカートリッジを用い、生体試料から核酸を抽出し、増幅します。Qプローブと測定対象配列が結合することで生じる蛍光の症候を光学的に読み取ることにより、核酸分子の配列情報を解析し、定性判定を行います。

 

・AmpliPrep

PCR技術を用いた核酸定量測定及び定性検査用のサンプルを自動調整するための装置です。

 

・COBAS TaqMan48

リアルタイムPCR法では、レポーター(蛍光色素)とクエンチャー(消光色素)の2つの色素が付いた標識プローブを用います。
この標識プローブは、そのまま状態では、レポーターの蛍光発光をクエンチャーが抑えています。増幅反応では、まず生成された目的の核酸に標識プローブが結合します。
次にDNAポリメラーゼのエクソヌクレアーゼの作用によって標識プローブが分解されます。このことにより、2つの色素が放出されて蛍光発光します。
この蛍光強度はサンプル中に含まれる目的の核酸のコピー数に依存するため定量が可能です。

・LoopampEXIA

LAMP(Loop-mediated Isothermal Amplification)法を用いた遺伝子検査用の装置で、臨床検査用に開発された装置です。
この装置一台で遺伝子の増幅から検出までを行うことができます。等温(60~65℃)でインキュベートし、遺伝子増幅時の副産物であるピロリン酸マグネシウムの濁度を測定することにより標的遺伝子の有無を判定します。

 ★結核菌群、マイコプラズマニューモニエの遺伝子検査に用いています。★

 ▼抽出エリア

  3台のクリーンベンチを常設しています。
  コンタミネーション(汚染)を回避するために専用の部屋を設けています。

 ▼ 増幅エリア

  各種分析装置を常設しています。