生化学検査室・詳細
概要
・生化学検査室では、患者様から採取された血液、尿などに含まれる物質を検査しています。検査をすることにより肝臓・心臓・腎臓・膵臓等に異常がないかどうか、病気や治療の予後の目安となっています。
・患者様の診察前検査に対応するために採血から報告まで迅速に結果を報告しています。
・生化学検査室では現在、血液82項目、尿19項目の検査を行っています。
機器の紹介
・検体前処理システム IDS-CLAS 6000
採血し遠心分離した検体を自動で受付し分注を行う装置です。
分注された検体の各分析装置に振り分けをします。
・生化学自動分析装置 BM-6070 3台
2台を用いて肝機能、腎機能、脂質など一般的な生化学項目を測定しています。
また、残りの1台では尿生化学項目、免疫グロブリンやリウマチ因子などの項目を測定しています。
・自動免疫測定装置 AIA-CL2400 3台
3台を用いて甲状腺マーカー、心筋マーカー、腫瘍マーカーなどを迅速に測定しています。
化学発光酵素免疫測定法(CLEIA)を測定原理とした装置です。
・血糖・HbA1C自動分析装置 GA09Ⅱ / HLC-723G11
GA09Ⅱは血漿のグルコースを自動で分析する装置です。
HLC-723G11ではHbA1Cの測定を行っています。
2台を連結することで効率よく迅速に検査を行っています。
・臨床化学小型自動分析装置 Dimension
アンモニアとシクロスポリン、タクロリムスなどの濃度測定を行う装置です。
その他、脳脊髄液や胸水・腹水など体液の糖・蛋白定量検査も行っています。