遺伝医療部門 部門長 鬼形和道
遺伝情報の特徴は、不変性（生涯変化しない）、予見性（疾患発症を予測）、そして共有性（家族共通の情報）です。次世代に引き継がれる生涯不変の遺伝情報は、慎重にあつかう必要があります。
遺伝医療部門では、遺伝や遺伝する病気の最新かつ正確な情報を提供しています。専門医・認定遺伝カウンセラー®・看護師が、相談者（クライエント）の話を聞いて、クライエントの知りたい情報を提供し、それぞれの選択肢毎に
起こりうる心理的葛藤や問題について話し合います。そして、継続的な支援と他の専門職との連携を調整します。
遺伝カウンセリングでは、生まれながらの病気・遺伝性のがん・出生前診断等について、以下のような項目を取り扱います。
- 1）病気の診断・経過・治療など
- 2）病気の遺伝様式および再発のリスク
- 3）再発のリスクに対応する幾つかの選択肢
- 4）適切と思われる方策を選択・実行の援助
