出産・育児・介護支援

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利用できる支援制度をご紹介

両立パパママインタビュー

大学や地域の育児支援制度を活用し、上手に両立を図っている
「両立の達人」の体験談も要チェック!!!

 
 

男性ドクター育休第1号ですか?!

医学部附属病院放射線治療科
A.Kさん(平成6年卒)

第4子誕生を機に、7月13日から1ヶ月間、育児休業を取ることにしました。

医学部附属病院の男性医師の中では初めて、また医学部の男性教員の中でも初めての取得になるわけですね。
中二の長女、小二の次女、二歳の三女に続いて待望の長男が誕生することがわかった時、 家庭内の諸事情を考慮して、自然に「育休を取ろう」と考えました。
給与の面などを考えて有給休暇を取った方がよいのでは、というアドバイスも頂きましたが、自分としては子供の世話のために休むのだから、正々堂々と「育休」を取りたい、と思ったのです。

私が所属する放射線治療科は、内田伸恵教授を筆頭に、あとは自分も含めて男性医師4人という小規模の診療科です。
すぐに内田教授に希望を伝え、スタッフミーティングで話し合いましたが、びっくりするほどみんな快く賛成してくれました。
うちの診療科は、内田教授がそもそも女性スタッフ支援室副室長ですし、それに、普段からスタッフがお互いの体調や家庭事情などをよく理解し合いながら仕事をしているという、とてもいい感じの職場なので、今回の育休取得もスムーズに運んだのではないでしょうか。

普段から育児・家事は何でもやっていますよ。料理は少し苦手ですが(笑)。 二歳の娘は「お父さーん、オムツかえてー」と紙オムツをぶら下げて私の方に(母親の方ではなく)やってきますよ!
育休中は丁度長女、次女達が夏休みに入りますから、昼ご飯の準備や部活の送り迎えや、何かと忙しくなります。でも、真っ昼間に家にいると、家事の合間に、ふと、うしろめたさを感じることも・・・(笑)。

うちの診療科の一番若手は最近結婚したばかりですから、子供ができたら彼も育休を取るかもしれませんね。
そうなったら、今度は僕が彼のバックアップに回る番ですね。

(2009/11/9)

 
 
 

『ニコニコうさぎ』のおかげで本当に助かりました!

医学部附属病院麻酔科
S.Mさん(平成13年卒)

小児科医の主人とは島大時代からのつきあいで(部活の先輩・後輩-私がセンパイ-です・・)、卒後5年目で結婚しました。
長女を出産したあと、育児休業1年間を経て職場復帰したのですが、そこからが大変でした。
1歳1ヶ月になった子供を学外の保育所に預けながらの勤務でしたが、子供が次から次へと病気をして・・。
保育所に預けられない子供の面倒を見てもらうために、県外に住む主人の母や私の母に交代で出雲まで来てもらって何とかしのいでいましたが、それにも限界があって。
どうしようかと思っていた矢先、女性スタッフ支援室で病児・病後児保育が始まりました(平成20年4月)。

スタート直後から早速利用し始め、半年間で利用回数のべ20回というヘビーユーザーとなりました。
病児保育スタッフの方々は、子供の体調に合わせてきめ細かくお世話してくださるので、病気の時も安心してお任せして仕事に集中することができました。

麻酔科の医局員の中には、私と同じように子育て中のママ医師が4、5人いるのですが、育休から復帰後は、昼間の手術の麻酔を担当することで、医局内の他のスタッフとのバランスがとれるように配慮してもらっています。
出産を期に離職したという女性医師はいないと思いますよ。

主人も家事や子供の世話をとってもがんばってくれています!いっしょにお風呂にはいったり、公園で遊んだり。
でも料理にはまだちょっと不安が・・(笑)。
保育園のお迎えをどっちがするか、が取り合いになるんですよ。
「お迎え」は子供にとって、すごくポイント高いので(笑)。

子供もようやく2歳半を越えたし、次のチャレンジは、主人に子供を託して一泊の学会に参加することでしょうか。
でも、まだ2人だけで残すのは不安だなぁ・・・(大丈夫だって!by Y.M)。

(2009/11/9)

 
 
 

2人とも外科医ですが、何とかやっています!

医学部附属病院外科
M.Hさん(平成14年卒)

子供3人(5歳・3歳・1歳)を学外の保育園に預けながら、乳腺外科医として勤務 (週3日の育児短時間勤務を利用)しています。
研修医時代に結婚し、その後、大学院に進学して、外来や検診を中心とした臨床業務と研究を並列しながら、卒後6年目で学位を取得しました。
長女と長男は、大学院在籍中の4年半の間に出産しました。
外科医の夫【R・H(平成14年卒)】は手術や病棟業務で毎日忙しく、週末も学外の病院での当直などでほとんど家に居ません!
本当はウィークデーにもっと早く帰って来て欲しいのですが・・・。

(「時々、『早く帰って来て!!』という怒りの電話がかかって来る事も・・・(汗)」 by R)

夫も私も県外出身なので身近に育児や家事の助っ人はいませんが、今の所、自分たちだけで何とか子育ても家事もこなしています。
ファミリーサポートセンターにも利用登録していますが、1回ぐらい利用したでしょうか。
毎日の食事の準備も大変なのですが、夕食食材の宅配サービスを利用しているんですよ。これだと買い物や献立の心配をせずに、手早く夕ご飯の仕度ができてとても便利です。

(「お母さんのオリジナルメニューよりもおいしい、と子供らは言ってますが・・(笑)」 by R)

子供たちが病気の時には、もちろん、ワークライフバランス支援室の「ニコニコうさぎ」のお世話になっています!

日頃はなかなか子供たちと触れあう機会のない夫ですが、私が学会などで出張する時には、子供の世話を夫に任せて出かけます。
そんな時、夫は本当によく子供の面倒を見てくれるので、安心して家を空ける事ができます。

(「実は、子守りは大好き♪、大得意なんですよ!」 by R)

普段はあまり居なくても、3人の子供たちにとって、「パパの存在」は、絶大なんです(くやしいっ・・・)!

(2010/07/01)

 
 
 

診療・研究・育児』3本立てでがんばっています!

医学部附属病院内分泌代謝内科
N.O(平成13年卒)

出産と子育てのため2年間大学を離れていましたが、主人(M.F(平成15年卒))の帰学とともに今年の4月から医局に復帰しました。
現在2歳の息子をうさぎ保育所に預けながら、常勤ですが、当直なし、緊急呼び出しなし、の代わりに、土日のどちらか病棟勤務という形で、週に6日は大学に出ています。

出産前までに学位と糖尿病専門医の資格を取り、産後はパートで内科医をしながら内分泌専門医の資格も取りました。

(ほんとにがんばり屋さんで、頭が下がります(汗)・・・by M.F)

幼い子どもを抱えてフルタイムで復帰するのはなかなかたいへんですが、私の場合、子どもを産む前に診療、研究ともある程度自立できていたことは大きな助けになっていると思います。
このごろは、忙しい中にもいろんなことをこなす要領がだんだんわかってきました。
それでも多忙で短い昼間の勤務時間内に研究発表や症例検討のプレゼン準備などをする余裕はありませんから、発表資料作りなどは家で夜やっています。

(彼女が家でしんどそうな時には、僕も家事を手伝ってますよ(汗)、いろいろ・・・ゴミ出しでしょ、保育園の送り迎えでしょ、子どもをお風呂に入れたり、掃除や洗い物も時々・・・by M.F)

研究時間を十分に取ることができないのも悩みでしたが、「研究支援員制度」(男女共同参画推進室の女性研究者支援事業のひとつ。)があることを知り、早速利用させてもらっています。
研究支援員の学生さんたちにデータ入力などのPC作業を手伝ってもらうことができてたいへん助かっています。
しばらく大学を離れているうちに、子育て中の職員のためのいろいろなサポートシステムができたのですね!

毎週水曜は主人の当直の日ですが、その日は子どもが「パパはお仕事・・、パパはお仕事・・」とつぶやいてさびしそうにするんですよ。
とってもお父さんっ子なんです。

(だって、僕そっくりでカワイイ・・・(笑) by M.F )

でもいくらかわいいって言っても、ちょっとお菓子とおもちゃを与え過ぎなんじゃないかしら・・・?

(2010/12/21)