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島根大学医学部 放射線医学講座は患者様のために最先端の画像診断技術を提供します。

TEL. 0853-20-2289

〒693-8501 島根県出雲市塩冶町89-1

研究Research

当科が取り組んでいる研究についてご紹介します

中枢神経画像診断

CT,MRIの発展の端緒になったのは中枢神経領域の画像診断であり,現代の画像診断の先端的領域です。
当科では日常の一般的な頭部疾患に加えて認知症の画像診断をMRI,CT,核医学を用いた総合画像診断により実践しています。 毎週火曜の科内カンファレンス,1ヶ月に1回神経内科とカンファレンスで,病理診断例,診療困難例を詳細に検討しています。
RSNA(北米放射線学会),ASNR(米国神経放射線学会)を頂点として,日本医学放射線学会,日本神経放射線学会,日本核医学会から神経放射線Work shop,中四国地方会,山陰・島根県内研究会まで様々なレベルの学会で発表(口演,ポスター)を行います。また,その成果はRadiology,AJNRから臨床放射線まで英文・和文学会誌等に論文発表します。

■認知症のMRI・核医学診断の有用性に関する研究
■MRI,核医学によるパーキンソン病関連疾患の診断に関する研究
■脳卒中の緊急MRI診断に関する研究
■脳腫瘍,てんかんのMRS,ALS,核医学による補助診断に関する研究
■小児先天性中枢神経疾患の診断に関する研究
■死後脳の画像に関する研究

骨盤画像診断

放射線診断領域においては,診断装置の進歩が目覚ましく,その有効性,撮像方法には検討すべき点が沢山あります。当科では検査法の最適化,新たな画像診断法や病態解析法の開発・検討を行っています。 また,産婦人科,病理診断部と合同でカンファレンスを行い,臨床データと画像診断,病理診断の比較・検討を行い,症例ごとに産婦人科,泌尿器科医師とコンタクトをとり,診断・治療方針について検討しています。
日本医学放射線学会,磁気共鳴医学会,RSNAなどの国内外の放射線医学関連学会や,産婦人科,泌尿器科領域の学会や研究会などにも積極的に参加しています。以下に具体的なテーマを挙げます。

■MR画像と婦人科疾患の病理組織の対比によるMR診断の有効性の検討
■異常妊娠におけるMR画像と経膣超音波画像との対比
■婦人科悪性腫瘍におけるMR拡散強調画像の有用性の検討
■前立腺癌におけるMR画像の有用性の検討
■進行前立腺癌の治療経過観察におけるMRの有用性
■直腸コイル非使用前立腺スペクトロスコピーの検討
■腎腫瘍におけるMR画像と病理組織の検討
■直腸癌への放射線化学療法効果のMRでの予測について
■肛門周囲膿瘍におけるMR拡散強調画像の有用性の検討

乳腺画像診断

乳腺画像診断の対象は主に乳癌です。マンモグラフィ,超音波検査を基本として,造影MRIで広がり診断を,CT・核医学検査等で病気診断を行っています。 当科ではこれらすべての画像診断に関わっており,それぞれの長所を活かした質の高い診断を行うことを心がけています。この他,乳腺外科と共同でマンモトーム生検も行っています。
月に1回,乳腺外科,放射線治療科,病理診断部と合同でカンファレンスを行い,臨床データと画像診断,病理診断の比較・検討を行っています。また,外科の術前カンファレンスに参加し,症例ごとに診断,治療方針について検討しています。
近年,乳腺領域においても診断装置や技術の進歩は目覚ましいものがあります。当院でもトモシンセンス搭載の最新のマンモグラフィ装置を導入し,小さな乳癌やdense breast内の乳癌の検出に威力を発揮しています。 超音波診断装置も最新の機器に更新し,高分解能プローブでの検査や造影超音波も施行可能となりました。またMRIは全例3T 装置にて検査を行っています。 しかし,これらの有効性や撮影方法についてはまだ検討すべき点がたくさんあります。そこで当科では,撮像方法の最適化,新たな画像診断法や病態解析法の開発・検討を行い,患者様・臨床へ貢献することを目指しています。
学会活動としては日本医学放射線学会,日本乳癌学会をはじめとする乳腺領域の学会や研究会などに積極的参加し,新しい知見の吸収・発信に努めています。以下に具体的な研究テーマを挙げます。

■ステレオガイド下マンモトーム生検適応決定における3T MRIの有用性の検討
■乳癌サブタイプ別のMRI所見の検討
■乳癌の広がり診断における造影超音波の有用性の検討
■乳癌術前化学療法の治療効果判定における造影超音波の有用性の検討
■乳房トモシンセンスの診断精度の検討

IVR

準備中

バナースペース

島根大学医学部附属病院 放射線科

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