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1) |
関節軟骨の再生
これまで治療が困難とされてきた関節軟骨損傷に対し、越智光夫前教授(現広島大学教授)の考案されたコラーゲンゲル包埋培養自家軟骨細胞移植を1996年から実施し、若年患者さんにおいて良好な短・中期成績が得られています(2002年8月現在、約66名)。
さらに自家軟骨細胞の代用となる幹細胞を骨髄、滑膜に求め、将来的には、より広範囲におよぶ軟骨損傷や中・高年患者さんにも適用できるように基礎研究を行っています。
またより良い移植組織を作成するために、生理活性物質(ヒアルロン酸、細胞増殖因子、サイトカインなど)や遺伝子治療などを用いて、将来の移植に備えています。
関節軟骨の自己修復能を高めることによって軟骨損傷を治療する方法を見出すため、軟骨細胞間の情報伝達を担っているカルシウムイオン、アデノシン三リン酸、c-fosなどのプロモーターの関与について研究しています。
関連リンク:再生医療センター紹介 島大病院ニュース vol.81/2020.7より(pdf)
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末梢神経の再生
神経成長因子や神経細胞移植、神経欠損部を補い神経の再生を促進する人工的な神経架橋材料の開発などに取り組んでいます。
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