有終会の入会にあたって
有終会への入会にあたって
まず、入会前に次のことをご理解いただきたいと思います。
(1) 有終会会員が遺体を寄贈するのは、医学生や医療系の学生が人体解剖学の知識を習得するのに必要な系統・局所解剖学の学習や医学研究、医師の教育に役立ててもらうためです。
(2) 医学の教育と研究の発展に貢献するという純粋なお気持ちで入会していただくもので、有終会会員になったことでの代償や特典は特にありません。
(3) 解剖学実習(系統解剖)は2年生が毎年4月初旬~6月下旬に行っております。これとは別に4年生が臨床系解剖(局所解剖)を3月~10月に行っております。また、医学研究、医師の教育については不定期で行っております。
(4) 交通事故などでご遺体に損傷がある場合はお引受けできないこともあります。
(5) 入会の申し込みは原則として県内在住の方に限ります。
入会の申込をするには
(1) 入会申込は「有終会入会申込書・同意書」(様式1)と「承諾書」(様式3)の両方を提出していただきます。なお、承諾書(様式3)の趣旨につきましては「有終会入会申込の皆様へのお願い」に掲載しております。なにとぞご理解いただきますようお願いいたします。また、入会に際しての入会金及び会費は一切必要ありません。
(2) 入会申込書は、献体の趣旨をよく理解され、ご本人の明確な意志によりご記入してください。したがって、近親者の方によるご本人の同意がない申し込みや、意思疎通がはかれない方からの申し込みはお断りいたします。(本人以外の署名は原則お断りしておりますが、代筆の場合は理由をお書き下さい。)同意者は家族、近親者の方(原則として2名)によってご記入いただきます。また、家族、近親者のおられない場合は、ご本人の意思を実行に移して下さる方(任意後見人)による記入が必要です。
(3) 有終会会則第3条の規定にそぐわない方の入会は固くお断りしております。
※有終会会則第3条:「医学の発展と人類の福祉に貢献するため、会員は遺体を島根大学医学部へ寄贈すること並びに健康の保持と増進をはかることを目的とする。」
(4) 未治療のB型肝炎・C型肝炎・HIV(エイズウイルス)・活動性の結核などの感染症の方は、学生・職員への二次感染を予防する見地から、入会をお断りいたしております。
(5) 有終会入会申込書の提出先
「島根大学医学部有終会事務局」 〒693-8501 出雲市塩冶町89-1
電話(0853)20-2585 受付時間:月~金曜日の午前9時~午後5時
(6) 会員登録の手続き
有終会事務局では「有終会入会申込書・同意書」、「承諾書」の提出をうけますと、直接ご本人にご連絡を申しあげ、献体登録(有終会会員)の申し込みの動機や献体の趣旨などをご理解いただいているのかを確認させていただいております。その際に新規会員として登録の是非を判断させていただいております。会員登録が完了しましたら、ご本人に「会員証」をお送りいたします。お手元に会員証が届きました時点で有終会会員(献体登録)になられたことになります。ご家族とともにご確認ください。
また、「会員証」を常時携帯いただきますようお願いいたします。
(7) 住所変更された場合
住所を変更された場合、必ず連絡をいただきますようお願いいたします。連絡を受けましたら、新しく「会員証」を作り直してお送りいたします。なお、施設や病院等に入所された場合は担当の方に「会員証」を提示して献体登録をしている旨をお伝えし住所変更の連絡をお願いしてください。