みなさまのご質問に対してのお答え
Q 会員になると特典がありますか
A 「献体」は「自分の死後、遺体を医学・歯学の教育や研究のために無条件、無報酬で提供する」ことをいいます。したがって、会員になっても、代償や特典が得られるわけではありません。ただし、会員の健康の保持と増進のため、医学知識の普及を図ることを目的として、有終会総会では、健康講話などが行われています。
Q 大学で法要などは行われるのですか
A 大学では、毎年10月中旬にご遺族を招いて、病理・法医解剖体と合同で、本学の創立以来祀られておられる多くのご霊位と共に、厳粛な慰霊祭を執り行っております。これは、無宗教・無宗派で参列者全員に献花をしていただきます。
Q 献体登録をやめたい
A お申し出があればいつでも無条件で会員名簿から除かせていただきます。この場合、必ず書面でご連絡をお願いします。
Q 県外転居した場合どうしたらいいか
A 可能な限り、お引き受けさせていただいております。転居先によっては、他県の献体組織へ移籍の手続きをとることもできます。一度、事務局までご一報ください。
Q 亡くなられた病院で医師に病理解剖を勧められた場合
A 病理解剖も医学教育・研究、並びに医療に役立つ上で、大変重要なことです。医師に病理解剖を勧められたら、有終会会員であることを医師にお伝えいただき、その医師の判断を仰いで下さい。病理解剖を献体(正常解剖)と重ねて行うことはできませんので、病理解剖を行われた場合には、献体としての受け入れはご遠慮願っています。
Q アイバンク・腎バンクにも登録したいのですが
A 登録はご本人の自由です。(アイバンクのみ献体登録と重複可)
・アイバンク・・・一眼(片目)の献眼のみ可。
献眼された場合は、原則として眼球の摘出後に献体として受け入れます。ご遺体の引き受けの時間などに関しては、ご遺族、担当医とご相談したうえで、できるだけご遺族のご希望に沿ったかたちで進めていきます。
・腎バンク・・・開腹してしまうため、その後の防腐処置ができなくなります。献体としての受け入れはお断りしております。
その理由は、死後の臓器の摘出により防腐処置ができなくなり、ご遺体の保存ができないからです。
Q 解剖学実習は何年生がするのですか
A 解剖学実習は、医学生(2年生)が行っております。高学年の医学生も、より専門的な観点から実習を行い、尊いご遺体から豊富な知識を取得しております。また、医療の現場をめざす看護学生などが、解剖学実習の見学の機会をいただいて、教員や医学生から人体の仕組みを勉強しております。
有終会事務局で献体についてのご質問、ご相談、ご意見を承っております。以下の連絡先にお問い合わせください。手紙、電話でも結構です。
「島根大学医学部有終会事務局」
〒693-8501 出雲市塩冶町89-1 電話(0853)20-2585
受付時間:月~金曜日の午前9時~午後5時