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免疫学的統合失調症研究 |
統合失調症は100人に1人が発症する疾患です。1960年以降、抗精神病薬による薬物療法が主流となっていますが、副作用のため治療が困難の方もおられます。したがって、新たな見地からの治療も必要です。私たちは、2017年には統合失調症は免疫障害によっても発症する可能性を示す報告(Miyaoka
et al., 2017)を行いました。モデルラットを用いて免疫変化について研究を行っています。また漢方薬による統合失調症における増強療法の可能性についても研究を行っています。
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神経炎症性うつ病研究 |
うつ病は、罹患率が高くメジャーな精神疾患の一つです。児童思春期うつ病には抗うつ剤は自殺リスクが上昇することも指摘されており、抗うつ剤の副作用を最小限におさえ、治療効果を増強させる可能性を持つ漢方薬についてモデルラットを用いた研究を行っています。
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Growth
Factor 研究 |
細胞増殖因子の統合失調症に対する治療有効性と統合失調症発症に関する分子メカニズムの解明を目指しています。
1.【H31年度〜R2年度 Takeda cockpi-t funding】
統合失調症の根治療法としての骨髄移植の実用化を目指した研究
(研究代表者:林田麻衣子)
2.【H31年度〜R3年度 科研費基盤C】
Growth factorに着眼した統合失調症分子病態メカニズムの解明
(研究代表者:林田麻衣子)
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