新型コロナウイルス感染症が全国的な問題となり、大都市を中心に出されていた緊急事態宣言が全国にまでその対象地域を拡大し、島根県にも宣言されました。
感染症指定医療機関に入院し、治療を受けることは身体的な辛さだけでなく精神的にも非常に耐え難い体験となります。体の辛さだけでなく、家族と会えないこと、閉鎖的な空間で過ごさなければならないことなど、様々な苦痛が生じます。
更には、新型コロナウイルス感染症に対して治療を提供している医療従事者自身も相当のストレスを受けます。自身が感染してしまう不安や結果として周りの人や家族に負担をかけてしまうのではないかという心配を抱えながらの対応を迫られています。
患者、医療従事者だけでなく、国民全員が、急激な感染の拡大とそれに対応するための懸命な努力の中、ギリギリの状態で頑張っています。それまでの生活が一変してしまった人や今後の見通しが持てなくなり、不安の中に多くの人がいます。
感染予防、拡大防止のために人と人との接触を避け、ソーシャルディスタンスを保つことが推奨されている中で、孤立せず、不安を高めずに冷静な対応を取れるようにするためには、意識的に、積極的に他の人と話をする、気持ちを打ち明ける、気持ちを聞いてあげることが大切です。いつも以上に積極的に、他の人とのコミュニケーションに力を入れて、他の人とも一緒にここにいると感じられる行動を自ら取る必要があります。近くの人と(ソーシャルディスタンスが必要ですが)話をしてみて下さい。
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