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教授あいさつ
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 平成30年(2018年)5月に就任しました。この文章を書いているのは、まだ就任して2週間しか経過していない段階です。ただ、この早い段階で、教室の理念を明確にしておくために、あいさつ文の中に書き記します。
 「社会から求められる優秀な医師を育成し、日々の臨床疑問を解決し、より高度な医療を安全で安心に提供するための調査・研究を行うチームを強固にしていきます。」
大学医学部は、病院としての臨床の機能だけでなく、優秀な医師の教育・育成と、日々の臨床疑問を解決するための調査・研究の機能を有します。これらは互いに独立するものではなく、「高度な医療を安全で安心に提供する」臨床機能と「日々の臨床疑問を解決し高度な医療を開発していく」調査研究は、「社会から求められる優秀な医師」からなるチームがあってこそ成り立ちます。
 現在の精神医学は、これまでに社会から求められてきた統合失調症、気分障害、認知症に対する治療・ケアだけではなく、例えば、がんや心臓病といった複合的な治療・ケアを要する疾患の診療へのチームとしての参画や、発達障害を背景とした心理的な負担への対応、今後増加する高齢者への対応など、社会の変化に伴い求められる領域が広がってきており、より一層の精神科医師の育成が重要であることは間違いありません。
 これまでも地域で活躍されている精神科医師を含めた医療従事者、大学病院の医局で日々、教育、臨床、研究に携わっているみんなと、一緒に頑張っていきます。
 精神医学に、そして当教室に興味を持ってくださる医学部学生の皆様、初期研修医の皆様を歓迎しております。いつでもお声掛けください。まだ、私が就任して間もないため、ぎごちないところがありますが、上記の方針を掲げ、皆様を歓迎いたします。後期研修医(専攻医)として、高度な医療を安全で安心に提供するために一緒にこれから頑張ってくれる皆様も広く歓迎します。


平成30年(2018年)5月14日、稲垣正俊