透析などを行っている血液浄化治療部では、当院の災害看護専門看護師主導のもと、血液浄化治療部に特化した災害訓練を行いました。
　当日は、昨年行われた当院全体の災害訓練を踏まえ、震度６弱の想定で実施しました。

　訓練では、看護師が患者さんのベッドサイドから安全確認を報告し、医師が患者さんの状態を確認した後、透析の緊急離脱を決定する訓練を行いました。
　訓練後の振り返りでは、「フロアの構造により思いどおりの声が出せなかった」「震度と避難により透析離脱の方法が違ってくる」など、実際に訓練して判明した問題点について協議しました。また、「訓練の課題・目的をもつ」「コマンダーを決める」「職員、現場の安全を確保した上で、患者さんの安全を確保する」「情報を管理する」など、専門的な助言を得ながら、クライシスマネジメント（危機管理）についてより良い方法を考えることができました。
　
　島根県は震度6弱以上の地震の確率は低いといわれておりますが、透析医学会では震度６強を想定した訓練が推奨されています。今後も訓練を継続し、災害時に迅速に対応できるよう努めて参ります。

【お問い合わせ】血液浄化治療部　TEL：0853-20-2460